大水無瀬島とは?読み方やその概要について
大水無瀬(おおみなせ)島は、山口県大島郡周防大島町沖家室(おきかむろ)島南東沖の伊予灘にある無人島です。
山口県光市にも大水無瀬島がありますが、全く別の島です。すぐ南に「小水無瀬(こみなせ)島」があります。
大水無瀬島へのアクセス
山口県大島郡周防大島町の片添港から渡船で30分程度です。
山口県東部海域にエコツーリズムを推進する会(東部エコツー)の主催するツアーに参加することで、現地に詳しいガイドに案内してもらうことができます。
無人島「大水無瀬島」体験レポート
片添港から渡船にて大水無瀬島へ上陸
どこから山に入るの?と思いつつ草木をかき分け入山!
大水無瀬島の住居跡を探索
60年前まで人が住んでいたこともあり、住居跡と思わしき場所を探し、
島民が使っていたと思われる井戸の跡も見学しました。
段々畑の名残の石積みを発見。道無き道をひたすら進みます
ガイドの方がいらっしゃるので、初めてでも安心して登山できました。
大水無瀬島の山頂近くに兵舎、探照灯、水槽、発電所、聴音機
太平洋戦争時に利用していたと思われる兵舎や飛行機を照らすサーチライトの役割を果たしていた「探照灯」、発電所のタービンを冷やす「水槽」、飛行機の音を集めて敵機の状況を探るための「聴音機」などの遺構が多数見学することができました。
いかにも「無人島アドベンチャー」感のある遺跡(兵舎跡)
水槽跡
険しい山道も、現地に詳しいガイドの方の案内で安心!
なかなかの山道でしたが、現地を何度も踏破されているガイドの方が付きっきりでサポートしてくださり、とても楽しく安心感のある無人島探索でした。
道案内だけではなく、道中にある動物や植物から気候、歴史文化までいろいろなことを教えてくださいました。
9時〜16時まであっという間の7時間でした!
より詳細なレポートは山口県東部海域にエコツーリズムを推進する会(東部エコツー)の事前踏査 の様子を併せてご確認くださいませ。
山登り初心者は要チェック!
スニーカーにジーンズではなく、登山靴や丈夫で動きやすい服装で山に入ろう
山登りでは所々滑りやすいところや急な斜面があります。必ず安全に配慮した服装を心がけましょう。ハイキングとは訳が違います。
靴は溝がしっかりとある登山用の靴、パンツは乾きやすい化学繊維、かつ動きやすい伸縮性のあるものがオススメです。
水分は多めに持参し、チョコレートなどの非常食も用意しよう
長時間の山登りでは、寒い時期でもかなりの体力を使います。万一の時に備えて準備しておきましょう。ちなみに筆者夫婦は当日朝寝坊して飲料水しか持参せず同行者に迷惑をかけてしまいました…。前日から必ず持参物一式カバンに詰めておきましょう!(自戒)
手袋、着替え、雨具も必須です
たとえ真冬であっても、険しい道のりを進むと想像以上に汗をかきます。休憩時に着替えができないと、濡れた服のせいで身体が一気に冷えてしまいます。また、険しい道のりを歩くときは手袋や軍手は必須です。
無人島「大水無瀬島」を探訪できるツアーをチェックしよう!
無人島ツアーの概要
- 日時:2019年2月16日(土)8:00〜16:30
- 場所:山口県周防大島町 南東部沖海域
- 人数:最小催人数10名(小学5年生以上)
- 参加費:10,000円(保険・ガイド・渡船・調査整備費等)
- 携行品:野外活動できる服装(荒れた山道を登りますのでトレッキングシューズをご用意ください)、昼食、飲み物、帽子、軍手、タオル、リュックサック、雨具
無人島ツアーで行く場所と体験プログラム
- 大水無瀬島上陸
- 同島の住居跡や戦争遺構の見学
- 同島の大水無瀬山、明神山登山
- 小水無瀬島・海域公園(沖家室・牛ヶ首)クルージング
- スナメリ ウォッチング
- 語り部(約60年前まで大水無瀬島に住んでいた方の話)
現地に詳しいガイドのみならず、約60年前まで実際に島に住んでいた方からお話を伺うことができるまたと無い機会ですのでぜひご参加くださいませ!
その他山口県東部の自然体験ツアーもチェックしよう!
毎週何かしらのツアーが開催されていますので、東部エコツーの公式HPから内容を確認してみて下さいませ。