移住定住

周防大島移住・お試し暮らし体験記(兵庫県在住・有櫛さん)

『島暮らし体験をする前に知っておきたい、3つの事』

  • 島暮らし体験をする前に、やった方がいいことは?
  • 島暮らし体験ってどんなことするのかな?
  • 島に住んでいる人と、どうやって交流したらいいの?

こんな疑問を持っている方に、ぜひ読んでいただきたいです。

 

私は、

「海を見ながら、家族5人で幸せに暮らしたい」

という夢を叶えるために、田舎暮らしを目指す

39歳3児のパパサラリーマンです。

 

今回、山口県にある「周防大島町」で

1週間の島暮らし体験をしてきました。

 

住ませていただいた場所は、『沖家室島』という

周防大島町の右下にある島です。

そこにある『島暮ら荘別館』で寝泊まりしました。

 

そこでは、1週間寝泊まりするだけではなく、

地元の皆さんとのお茶会や、空き家見学、

保育園見学や新規就農について地元農家さんや役場の方と

話してきました。

 

そこで感じた

『島暮らし体験をする前に知っておきたい、3つの事』

をお伝えします。

 

もし、アナタも「島暮らし体験をしてみたいなぁ」

と思っているなら

ここに書かれている

「3つのこと」

を意識してください。

それだけで、失敗しない島暮らし体験をすることができるでしょう。

(1)目的を明確にして、島暮らし体験をする

周防大島町で島暮らし体験をして、強く感じたことは

「島暮らし体験をするなら、やりたいことを明確にする」

ということです。

 

なぜなら、時間が限られているからです。

 

私は、

「海を見ながら、生活したい」

「周防大島町じゃなきゃ出来ない事業をしてみたい」

「子育てがしやすい田舎に住みたいから、周防大島町に住みたい」

 

という考えで、島暮らし体験をしたのですが

知りたいことがたくさんありすぎて、

詰め込み過ぎたスケジュールになってしまいました。

 

結果的に、子どもたちも私たち親も疲れ切ってしまいました。

 

島暮らし体験をするなら、

それまでに、アナタの本当にやりたいことを

考え、絞っておきましょう。

私の島暮らし体験スケジュール

 

私が沖家室島で過ごした

1週間がこちらです。

 

1日目:

 ・島暮ら荘別館入居

 ・沖家室島にいる方へのあいさつ周り

2日目:

 ・西光寺保育園見学 

 ・周防大島町で活躍している、起業家さんとのランチ会

 ・沖家室島に住んでいる方を紹介してもらい、その方とお話し

3日目

 ・久賀保育園見学

 ・町役場の方へ、物件及び仕事について相談

 ・町役場でみかんの栽培学習と新規就農についての相談

4日目

 ・沖家室島に住んでいる方とのお茶会

 ・周防大島町を1周し、住む場所の検討

 ・小学校・中学校・高校の位置を確認

 ・コーヒーショップ『カフェデコスタリカ

       を経営しているご夫婦に移住相談

5日目:

 ・地元農家さんに、みかん就農についての助言と農地を見学させていただく

 ・地元ジャム工房『瀬戸内ジャムズガーデン

6日目:

 ・サツマイモ・ジャガイモの収穫体験

7日目:

 ・島暮ら荘清掃

 ・お世話になった方々へのあいさつ

 

こうみると、あまり詰め込んでないかと思います。

しかし、この他に炊事・洗濯などの家事が入ります。

そのあたりも見込んで、スケジュールを立てた方がいいでしょう。

島暮らし体験スケジュールは、余裕があった方がいい

子どもがいる家族の島暮らし体験は、

ぜひ余裕を持ってスケジューリングしてください。

 

なぜなら、いつも以上に気を遣わなければいけないからです。

 

私は「自分の商品を作りたい」という思いから

地元農家さんと役場の方に、みかん作りと新規就農について学ばせていただきました。

地元農家さんも役場の方も親身になって教えていただき

本当に感謝しています。

 

また、島の皆さんとの交流の場を設けてもらい

そこでしか聞けない情報を聞けて本当に良かったです。

 

その合間を縫って、2つの保育園を見学したり

小学校・中学校・高校を見学。

また、住む場所の候補地をめぐりました。

 

たくさんの事を学べて本当に良かったと思います。

 

しかし、子どもがいる中での島暮らし体験。

 

日常生活を送るだけでも大変なのに

住んだことがないところでの生活です。

 

私たち家族は、

子どもはもちろん、大人もかなり滅入ってしまいました。

 

せっかくいろんな経験をしようと来ているのに

体調を壊したら元も子もありません。

 

なので、子どもがいらっしゃる家族の島暮らし体験は

ゆとりあるスケジュールで行動しましょう。

 

(2)寒い季節を体験する

 

島暮らし体験をするなら

『冬』

が、おすすめです!

 

なぜなら、日本にいる限り

寒い冬が必ず来るからです!

 

「海を見ながら暮らしたい」

「毎日、海で釣りをしたい」

「もりで魚を突いてみたい」

こんなことを考えると、理想の暮らしがどんどんリアルになってきますよね?

私もそう思っていました。

 

しかし、必ず冬は来ます。

住んで後悔する前に、

島暮らし体験で、寒い季節を経験しましょう!

古民家は、想像よりもずっと寒い

私が島暮らし体験をしたのは、1月4日からの1週間。

寝泊まりした家は

屋根が瓦で、キッチンも板の間、階段が急こう配な

いわゆる古民家でした。

 

初日の夜、キッチンで夕飯を作ろうとしましたが

「寒すぎる・・・」

とにかく床からの冷えが凄かったのです。

 

それからは、食事つくり専用スリッパと上着を着て

料理を作る。

そして暖房の効いた部屋にみんな集まって、1週間過ごしました。

 

古民家暮らしに憧れている方も多いと思います。

そんな方こそ、冬の島暮らし体験を経験してください。

ちなみに私は、古民家で住めないことがわかりました!

冬の良さを体験する

沖家室島は、海からの風を遮るものがない為

想像を絶する寒さになります。

 

しかし、その中で冬の良さを知ることが出来ました。

 

それは、竜崎温泉です!

 

寒い時には、やっぱり温泉で温まる。

本当に救われましたし、ありがたみを感じました。

 

周防大島町は、夏〜秋にかけてたくさんの良さがあると思います。

でも私は、冬の良さもあるんだと改めて感じました。

ぜひ、島暮らし体験をするなら

想像できない『冬』にすることをおすすめします。

(3)地元の人と、交流する

島暮らしをすでに検討しているなら

地元の人と交流するべきです!

 

なぜなら、その地域の温かさに触れられ、

リアルな声を聞くことができるからです。

 

「島のクモは、手のひらサイズ」

であることや

「スクールバスは、朝7時に迎えに来る」

という情報は、

地元の方と話さないとゼッタイに知ることは出来ません!

 

では、どのようにして地元の人と交流を持てたのか?

 

それは、島暮ら荘別館を管理運営している

さかえだいごさんがいたからです。

 

地元の方とコミュニケーションが取れる場として

沖家室島の方々とのお茶会や、その地域に住んでいる方を紹介していただきました。

 

初めて来るところで、地元住民と交流することは

出来ないと思います。

島暮らし体験をするなら、事前に島に住んでいる方と打ち合わせて

臨みましょう。

 

また、周防大島町の方は、皆さん温かい人ばかりでした。

出会う人みんな、とにかく笑顔なんです。

 

見たこともない私たち家族に、笑顔で挨拶をしてくれます。

ある方は、私が釣りをしていたら、絶好の釣りポイントを教えてくれました。

こんなこと、都会ではゼッタイにありえない事だと思います。

 

都会では、隣・近所ですら挨拶を交わしません。

しかし、島暮らしをするなら、あいさつは必須です!

そして皆さんが返してくれるのです。

積極的に挨拶をして、地域の方の温かさに触れるといいですよ。

さいごに

私はこの島暮らし体験をする前、保育園や住む場所のリサーチなどをして

住む覚悟を持って臨みました。

 

しかし、島暮らしを体験してみて

一度冷静になろうという考えに至りました。

 

島で暮らす大変さを感じましたし、

何より、1週間ずっと家族と一緒に過ごした事で、

家族の大切さを実感し、この子たちを悲しませてはいけないという

感情が芽生えました。

 

やりたいことが明確であり、志が高い人にとっては

周防大島町は本当にいいところだと思います。

 

チャレンジする人を応援する環境も整っていますし、

何より島の人が本当に温かい人ばかりなんです。

 

今回ご紹介した

『島暮らし体験をする前に知っておきたい、3つの事』が、

何かのお役に立てば幸いです。

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